Tecsun(徳生) PL-505 DSPラジオ 操作方法
Tecsun PL-505は小型で高性能の中国Tecsun(徳生)製のラジオです。大きさは大体日本のパスポートサイズで、厚さは分厚い文庫本程度です。性能が良いので2014年10月に購入し、2021年1月現在に至るまで楽しんで使っています。DSPという受信専用のICチップを使用しており、受信感度はとても高いです。
他のシリーズと異なるのは、テンキーが無いことですが、2021年時点でPL-505は、あまり販売されていないところを見ると、やはりテンキーがあったほうが売れるのでしょうね。今だとPLー310やPL-380などがメジャーなようですが、おそらく同列のラジオはだいたい同じような操作方法だと思います。
以下に操作方法を書いておきます。
とりあえずすぐに使いたい
このラジオの局設定の仕組みは、最近のテレビのチャンネルの合わせ方と似たような仕組みです。つまり最初に受信バンドを全部スキャンして、それをメモリに登録しておき、普段のチューニング操作は、登録しているメモリを呼び出す形で行います。
とにかく早く使ってみたい人は、以下の操作をすればOKです。
- 電池を入れる
- 時計を合わせる
- 電源を入れずに
TIME
ボタンを長押しする - 00:00というデジタル表示の上2桁「時」が点滅する。
- 筐体右側面にある
TUNING
ダイヤルで24時間制の時間を合わせる TIME
を一回押すと「時」が確定し、下2桁「分」が点滅する- 同様に「分」を確定する
TUNING
ダイヤルで時刻を合わせる- 最後に
TIME
ボタンを短く押す
- 電源を入れずに
- POWERをオンにする
- 聞きたい周波数バンド
FM
,MW/LW
,SW^
のいずれかのキーを長押しする - その周波数帯で受信できる周波数をスキャンして全部メモリに一時登録してくれる
- スキャン終了後に右側面の
TUNING
ダイヤルを回すと、無音地帯を全てカットして、入感する周波数だけを切り替えることができる
ボタンに赤い文字で記載されている機能は、おおむね電源オフのときの機能で、白い文字で記載されている機能は電源オンのときの機能です。
基本的な操作の説明
電池を入れる
筐体裏面から単三乾電池を2本入れます。
時計を合わせる
TIME
ボタンを長押ししていると、00:00というデジタル表示の上2桁が点滅します。筐体右にあるTUNING
ダイヤルで24時間制の時間を合わせます。TIME
を一回押すと、今度は下2桁の分が点滅するので、再びTUNING
ダイヤルで時刻を合わせ、最後にTIME
ボタンを短く押します。
電源のオンオフはPOWER、ロック機能付き
電源のオンオフは右上のPOWER
ボタンです。これで電源をオンオフできます。なお、電源オフ時でも液晶画面の表示を完全に消すことはできないみたいです。バックライトの設定は変更できます(後述)。
また、POWER
ボタンのすぐ下にあるDISPLAY
ボタンを長押しすると、操作がロックされ誤動作を防止することができます。
3つのチューニング方法と2つのメモリ方法
機能ETMとATS。最初に使うならETMが便利
このラジオのチューニング方法はVM, VF, ETMの3種類があります。操作パネルをよく見ると、VM
ボタン, VF
ボタン, ETM
ボタンの下にSCANと書いてあります。つまり3つの放送局サーチ方法があります。
- VM
- View Memory メモリ登録済の局をダイヤルで選局してゆきます。ATS(Auto Tuning Storage) というプリセット機能に登録されている局を呼び出す機能です。
- VF
- View Frequency 普通に周波数を順番にダイヤルで選局してゆきます。
- ETM
- Easy Tuning Mode 選択した周波数帯(AMやFMなど)で入感する周波数を自動的にメモリ登録してゆきます。
ここでわかりにくいのは、メモリプリセットの仕組みです。メモリプリセットの仕組みにはETMとATSの2つがあります。もう少し詳しく書いておきます。
- ETM
- ETMはEasy Tuning Modeの略です。選択した周波数帯(AMやFMなど)で入感する周波数を自動的にETM用メモリ(E001からはじまるメモリ)に登録してゆきます。ETMはオートスキャンした結果を全登録するだけの機能です。ETMでスキャンすると入感している周波数だけを選択可能にしてくれます。そのかわり、追加や削除をすることはできません。ETM用のメモリはATSのメモリとは別扱いです。
- ATS
- ATSはAuto Tuning Storageの略です。いわゆるプリセットメモリ(001からはじまるメモリ)です。手動で周波数を合わせてATSメモリに登録することもできますし、ETMで探しておいた局にひとつずつ周波数を合わせておいてATSメモリに個別登録することもできます。登録した局は手動で追加・削除が可能です。更にETMと同じように中波なら中波の全周波数をスキャンし、入感する局を全部拾い上げてATSメモリに自動的に登録してくれる機能もあります。そんなわけで、見た目にはATSとETMの違いがほとんどありません。
最初にVFによる普通のチューニング方法があって、その次にその局を登録するATS機能がついて、さらに後に新機能としてETMが出てきたので、ややこしいのです。
ETMとATSの使い分け
ETMとATSというよく似た機能をどう使い分けるのかを考えてみました。
私の結論は、以下のような使い分けです。
地元のラジオを聞くだけであれば、ETMでもATSでもどちらでも問題なし。ETMのほうが手っ取り早くで良いでしょう。
もし、昼間は聞こえない遠方の放送局の受信にチャレンジするのであれば、ATSにこうした遠方のラジオ局をあらかじめプリセットしておくと良いでしょう。
あるいは、普段は地元の局を聞いているが、各地を移動したときに、各地それぞれの局を聞きたいという場合は、地元局をATSにプリセットしておき、各地にでかけたときにETMでスキャンし、一時登録しておくと良いでしょう。
よって、以下のような使い方が一番柔軟性があって良いと思います。
- 日中、中波、FM波を各周波数キーを長押ししスキャンし、ATSメモリに登録しておく。
- 入感しないけれども周波数がわかっている短波局や遠方のAM局、FM局等を
VF
ボタンで周波数を合わせて手動でATSで追加メモリ登録しておく。 - 旅行に出かけたら、旅行先で
ETM
ボタンを使って周波数をスキャンし、現地の局を聞けるようにする。
という感じです。
ETMであれATSであれ、中波(MW)をスキャンする場合は日中に実施すべきでしょう。たとえば日中であれば中波はご近所の数局しか入りません。しかし夜間になると、中国や朝鮮半島から様々な電波が飛び込んできます。したがって夜間にスキャンを掛けると、聞かない局までたくさん拾いあげてしまいます。
ETMはそもそも後から追加・削除ができないし、ATSでも不要な局をたくさん削除しなければならないので、日常的に聞くラジオ局をメモリ登録したい場合は、日中にスキャンすることをおすすめします。私の場合、夜間に中波をスキャンした所、ラジオの感度が高いので、60局以上が自動登録されてしまいました。
逆に、たとえば海外出張する方であれば、入感する・しないにかかわらずラジオジャパン日本語放送の周波数をプリセットしておきたいところです。あるいは国内各地を移動する人であれば、沿線のNHK第一放送局やNHK FM局を登録しておきたいかもしれません。そんなとき、ATSで個別にメモリ登録しておくと便利です。もちろんあらかじめ周波数がわかっている海外の短波放送を事前登録しておくのも良いでしょう。
VF(周波数チューニング)
PL-505は、もちろんマニュアルチューニングが可能です。しかし、効率的ではありません。VF
ボタンはView Frequencyキーの略で、周波数をダイヤルでチューニングするためのボタンです。
POWE
ボタンを押して電源を入れる。- 目的の周波数帯キーを押す。
VF
ボタンを押すTUNING
ダイヤルを回す- ふつうに周波数がダイヤル操作の通りに上下する
ただし、普通のポータブルラジオのようにさっとチューニングできるようなダイヤル操作ではなく、周波数を探すためには小さなダイヤルを何十回も回し続ける必要があるので、実用的ではありません。
VM(プリセット局チューニング)
VM
ボタンはView Memoryキーです。ATS等でメモリにプリセットしてある局がTUNING
ダイヤル操作の通りに上下します。テレビリモコンの選局キーを押しているような感じです。
ふつうはこの機能を使います。
災害緊急時のラジオとしての評価
もし、非常袋に長期間入れておく用途であれば、PL-505は選択すべきではないでしょう。
価格的にもっと妥当なものがあるでしょうし、なにより使い始めの設定作業がややわかりにくいです。非常袋には電池を抜いた状態で保管しておくわけですから、非常時は誰でも電池を入れてスイッチを入れればすぐに使い始められるような簡単なラジオの方が良いでしょう。
スマホ用の電源から充電できるというのはメリットのひとつではありますが、スマホでよく使われるmicro USB Type-Bではなく外付けHDDやデジカメに使用されるmini USB Type-Bなので非常時に容易に入手できるかというとちょっと疑問です。
もうすこし詳しい説明&細かい機能
マニュアルをベースにもう少し細かく書いておきます。
電池
裏ぶたを開け、単三電池2本をセットします。私の場合はエネループを使っています。エネループを入れているとバッテリー表示欄にはNi-MH Batteryと表示されます。中国製のラジオは単三電池を3本必要とするものが多いのですが、この機種は2本です。
毎朝30分から1時間程度使っている程度ですが、おおよそ2〜3週間程度使うことができます。購入当初は怖かったので本機を使用したUSB経由での充電は控えていたのですが、試しに充電してみると特に問題もなさそうなので最近はエネループを入れっぱなしでUSB経由で充電しています。
このラジオの特徴として、USBケーブル経由で給電でき、ニッカド電池にも充電できるという機能があります。この充電用のUSBケーブルですが、スマホでよく使われるmicro USB Type-Bではなく外付けHDDやデジカメに使用されるmini USB Type-Bですので注意が必要です。
時計の設定
POWER
を入れずにTIME
ボタンを長押しします。00:00というデジタル表示の上2桁が点滅します。- 筐体右側面にある
TUNING
ダイヤルで24時間制の「時」を合わせます。 - 次に
TIME
を一回押すと、今度は下2桁の「分」が点滅するので、再びTUNING
ダイヤルで時刻を合わせます。 - 最後に
TIME
ボタンを短く押します。
ラジオアラーム時間の設定
アラーム時間の設定は、基本的に時計の設定と同じです。アラームが鳴った後の電源オフ時間を設定するところが少し違います。
POWER
を入れずにALARM
ボタンを長押ししていると、液晶画面右上の00:00という小さな時刻表示の上2桁が点滅します。- 筐体右側面にある
TUNING
ダイヤルで24時間制の「時」を合わせます。 ALARM
を一回短く押すと、今度は下2桁の「分」が点滅するので、再びTUNING
ダイヤルで時刻を合わせます。ALARM
を一回短く押すと、数字設定をするよう促されます。TUNING
ダイヤルでアラームが鳴った後の電源オフ時間を、1〜90分の範囲で設定します。- 最後に
ALARM
を一回短く押します。
アラーム設定のオン・オフは、ALARM
ボタンを短く押すことで切り替えます。ディスプレイ上部にスピーカーのアイコンが表示されます。
手動(VFキー)による放送局の受信
POWER
ボタンを押し、電源を入れます。- 次に
FM
、MW/LW
またはSW
ボタンのいずれかを押し、受信帯域を選びます。 TUNING
ダイヤルを回し、局を探します。
特記事項
- FMまたはSWを受信するためには、ロッドアンテナを伸ばしてください。
- MW(LW)を受信するには、ラジオの方向や位置を変えてみてください。
VOLUME
ダイヤルを回して音量を調節してください。
受信可能局の簡単チューニング機能(ETM)による放送局の受信
ETM
ボタンを押し、ETMモードに切り替えます。- 再度[ETM]キーを長押しすると、その周波数帯内の放送局スキャンが行われます。
- しばらく待っていると周波数表示の変化が停止し、ETMのスキャンが完了したことが表示されます。
- ここで
TUNING
ダイヤルを回すと、スキャンされた局をすぐに選局できます。
特記事項
VF
ボタンまたはVM
ボタンを押すと、ETM状態を抜けることができます。- 再び
ETM
ボタンを押し、TUNING
ダイヤルを回すとETMでスキャンされた局がすぐに選局できます。
ATSによる放送局の受信
FMでATSを使用する例を示します。
- 電源を入れた後、ロッドアンテナを伸ばし
FM
ボタンを押し、FM帯域を選択します。 FM
ボタンを長押しすると、その周波数帯内の放送局がメモリに登録されます。- ATS操作が完了した後、
TUNING
ダイヤルを回すと、スキャンされた局をすぐに選局できます。
中長波及び短波バンドのATS操作も、基本的に上記と同じです。中波は20秒程度でスキャンします。
短波のATSには、A方式とB方式があります。
- A方式():現在選択しているメーターバンド内を自動スキャンします。
- B方式():カバーするメーターバンド全部を自動スキャンします。
短波の場合、()()キーを使用して短波のメーターバンドを切り替えることができます。
VF
ボタンを押したあと、()()キーを押すと、ディスプレイ右上に60mbなどとメーターバンドが表示され、切り替えることができます。
()キーを長押ししてATSを作動させると、そのメーターバンド内のみ(たとえば60mb 4700kHz - 5700kHz内のみ)スキャンします。
特記事項
- FM、中波、長波、短波B方式でATSを実行したとき、それまで登録してあったプリセットはスキャンした局によって自動的に上書きされます。
- 短波A方式でATSを実行したとき、スキャンした局は、空きメモリに登録され、既存のプリセット情報は上書きされません。
ATSでプリセット登録していた情報は1時間ほど電池を抜いても生きていますが、現在時刻はリセットされてしまうようです。
手動による放送局のプリセット登録
- 電源を入れた後、プリセット登録したい周波数をETMやVFで探しラジオから流しておきます。
- その状態で
MEMORY
ボタンを押すと、表示窓の右上にプリセット番号が表示、点滅します。 - 再度
MEMORY
ボタンを押すと、その局がATSメモリにプリセット登録されます。
プリセット登録済放送局の受信
- 電源を入れた後、
VM
ボタンを押します。 TUNING
ダイヤルを回すと、プリセット登録された局をすぐに選局できます。
プリセット登録済放送局の登録削除
- 電源を入れた後、
VM
ボタンを押します。 TUNING
ダイヤルを回し、プリセットメモリから削除したい局を呼び出します。DELETE
ボタンを押すと、表示窓にプリセットメモリの数字と「dEL」という表示が点滅します。点滅中に再度DELETE
ボタンを押すと、プリセット登録済放送局のメモリ登録が削除されます。
短波のATS
1ロッドアンテナを引き出し、SWまたはキーを押し、短波バンドを選択します。
PL-505の短波周波数帯は下記の13段となっています。
メーターバンド | 周波数 | 備考(2021/1現在です) |
---|---|---|
120mb | 2300kHz | |
90mb | 3150kHz | |
75mb | 3850kHz | ラジオNIKKEI第2/3945kHz(19:00-23:00) ラジオ日経第1/3925kHz(補完) |
60mb | 4700kHz | |
49mb | 5700kHz | ラジオNIKKEI第1/6055kHz ラジオNIKKEI第2/6155kHz(8:00-19:00) |
41mb | 7080kHz | |
31mb | 9200kHz | ラジオNIKKEI第1/9595kHz(補完) ラジオNIKKEI第2/9760kHz(補完) |
25mb | 11450kHz | |
22mb | 13550kHz | |
19mb | 15000kHz | |
16mb | 17450kHz | |
15mb | 18850kHz | |
13mb | 21430kHz |
参考までにラジオNIKKEI(旧ラジオ日本)の周波数リストも付けておきますが、短波の周波数は頻繁に変わりますので、公式サイトなどで確認してください。
FMバンドのATS
- 電源を入れた後、ロッドアンテナを伸ばし
FM
ボタンを押し、FMバンドを選択します。 FM
ボタンを長押しすると、その周波数帯内の放送局を自動スキャンしATSメモリに登録します。- スキャンが完了した後、
TUNING
ダイヤルを回すと、スキャンされた局をすぐに選局できます。
中波、長波バンドのATS
MW/LW
ボタンを押し、中波バンドを選択します。MW/LW
ボタンを長押しすると、すぐATSで中波・長波の放送局が可能になります。
中波、長波バンドのステップ切り替え
中波、長波バンドは、周波数の間隔が10kHzの地域と9kHzの地域とが世界的に決められています。日本はかつて10kHz間隔でしたが1978年に9kHzに変更されました。
パッケージを空けた時には、たしか中波のステップが9KHzになっていたように思いますが、もし中波のスキャニングステップが10KHzになっている場合は、電源オフ状態で[9/10k](ETM
ボタン)を長押しすると、9KHzと10KHzが切り替わります。
音域(Bandwidth)フィルター
電波を受信中にBW
キー(FM ST
キー)を押すと、出力する音声の音域を変えることができます。高音域や低音域をカットして音声帯域がよく聞こえるようにする機能です。
ノイズに埋もれがちな微弱な電波を受信するときに役に立ちます。帯域は 6/4/3/2/1kHz の5段階に切り替えることができます。
FM 帯域フィルター
電源オフの状態でFM
キーを5秒ほど長押しすると、長押しするたびに液晶表示が87.5-108MHz, 64-108MHz, 76-108MHz, 87-108MHzなどに切り替わります。日本だと76-108MHzを選択するのが妥当ですが64-108MHzにしておいてもいいでしょう。
短波バンドのATS
ロッドアンテナを引き出し、SWまたはキーを押し、短波バンドを選択します。 短波のATSには、A方式とB方式があります。 A方式()):現在選択しているメーターバンド内を自動スキャンします。 B方式()):カバーするメーターバンド全部を自動スキャンします。
充電機能のオン・オフ
出荷時の設定では、充電機能がオンになっています。ニッカド電池を入れた状態で、USB電源を接続すると充電を行います。
電源オフ状態で電池マークのついているVM
ボタンを長押しすると、一瞬CHR OFFと液晶画面にOFFと表示され、充電機能がオフになります。もう一度長押しするとCHR ONと表示され、出荷時状態に戻ります。
USBからの充電ができるというのは、非常に便利ですがイマイチ信頼ができないので、過信しないようにしています。
(アルカリ電池等を入れているときに充電機能を使わないように注意してください)
バックライト機能のオン・オフ
出荷時の設定では、バックライトがオンになっています。何らかの操作をすると液晶窓が5秒ほどバックライトで点灯します。この点灯を消すことができます。電源オフの状態から、LIGHT SET
ボタン(VF
ボタン)を長押しすると、バックライトが数回点滅した後、一瞬液晶画面にOFFと表示され、バックライトオフになります。もう一度長押しするとONと表示され、出荷時状態に戻ります。
操作すると、オレンジ色のバックライトが点灯します。
DISPLAYキー
DISPLAY
ボタンによって、液晶パネル右上の小さな数字欄の表示を切り替えることができます。
電源を切っているときは、(1)気温、(4)アラーム設定時刻のいずれかが表示されます。DISPLAY
ボタンを押すことで表示が変わります。
ラジオを受信しているときは、(1)電波強度とS/N比、(2)気温、(3)現在時刻、(4)アラーム設定時刻のいずれかが表示されます。DISPLAY
ボタンを押すことで表示が変わります。
TUNING
ボタンでチューニングしているときは、ATSやEMSで登録したプリセットコードが表示されます。
ヘッドフォンジャック
左側面のヘッドフォンジャックからはステレオで聞くことができます。
ラジオの取り扱いについて
- 強い衝撃を与えたり、水中に落とさないでください。
- 直射日光の当たるところや高温、多湿の場所を避けてください。-5℃以下や+50℃以上の環境下で使用したり保管したりしないでください。液晶表示部が故障します。
- 腐食するような化学物質を含む液体などでラジオの表面を拭かないでください。
- 分解して内部の設定を変更したりしないでください。
よくある質問および解決方法
問題 | 原因 | 解決方法 |
---|---|---|
電源が入らない | 電池残量不足 電池の極性が間違っている 操作ロックが設定されている |
新しい電池に交換する 電池の極性を確認し、正しく入れなおす [鍵]キーを長押ししロックを解除する |
使用中に電源が自動的に切れる | 電池残量不足 電池の極性が間違っている 操作ロックが設定されている |
新しい電池に交換する 電池の極性を確認し、正しく入れなおす [鍵]キーを長押ししロックを解除する |
ATSで自動登録した局について受信できなかったりノイズを受信したりする。 | 放送局の電波が弱すぎる 夜にATSで遠方の局を登録した場合、日中は聞こえなかったりする 近くに電波干渉がある |
手動で目的の放送局を探す アンテナの感度を下げるまたは上げる AM局は内蔵のバーアンテナで受信するので、本体を回転させ感度を調整する |
日本で使用時に受信できる周波数が少ない。 | 日本のFM周波数帯は76?90MHzの間です。 | 76-108MHzと表示するまで、電源を切った状態でFM ボタンを何度か長押ししてください。 |
北米で使用時に受信できる局が少ない。 | アメリカのAM放送は10kHz周波数ステップ | 本体の電源を一旦切り、[9/10kHz]キーを長押しし、9kHzステップと10kHzステップを切り替 |
アラーム時刻に雑音しか出ない。 | アラーム用の放送局を設定していない | 適切な局を設定する |
- 公開日 2016-01-01
- 最終更新日 2021-02-01
- 投稿者 太田垣