1877年(明治10年)11月19日往入3093 水兵分営用出張譜台外8廉渡方の件 東海鎮守府上申

著者:東海水兵仮分営出勤海軍少佐大野義範//東海鎮守府司令長官海軍少将伊東祐麿

これはちょっと変わった史料。海軍の水平軍楽隊に関するもの。リストの中に、「一 譜本入カバン 革製 四個」という表現が出てくる。

仮一第百二十七号
 出張譜台外八廉御渡之義ニ付上申
 一出張譜台鉄製 十六脚
一譜本入カバン革製 四個
一小譜本入 右同
三十一個
一大太皷据台 鉄製 一脚
一大太皷覆袋木綿製 一枚
一譜抑ヘ金 六十四個
一ベス釣革 二筋
一ベスクラクネツト釣革 二筋
一ベンチヨロホルン譜立 二個
右ハ当営屯在水兵軍楽専務之者要用ニシテ前書之通リ
至急新規御製造御渡附相成候様致シ度此段上申仕候也
十年十一月十九日
東海水兵仮分営出勤 海軍少佐大野義範
東海鎮守府司令長官 海軍少将伊東祐麿殿

1877年(明治10年)11月24日往出1820 水兵軍楽用譜台外8廉渡方兵器局へ達 著者:川村海軍大輔//東海■ 三仮■ ■ 出助海軍少将大■ 義■ //東海鎮守府司令長官海軍少将伊東祐麿

これは先の伺いに対する返答。こちらの字がきれい。先と同様にリストの中に、「一 譜本入カバン 革製 四個」という表現が出てくる。


  • 公開日 2023-01-10
  • 最終更新日 2023-01-20
  • 投稿者 太田垣