1878年(明治11年)12月28日定式胴乱砲兵支廠に於て製作の伺

兵器弾薬を売却して都合したお金35000円で胴乱13000個を作るという話。 胴乱1個当たり2円70銭くらいです。 兵器を売却してお金を都合するというけど、一体誰が買うんでしょう。

データベースの検索インデックスでは「定弐胴乱」となっていますが、おそらく定式胴乱だと思われます。

定式胴乱砲兵支廠ニ於テ製作之儀ニ付伺
一 歩兵定式胴乱 一萬三千個
右常備■■及第一■■ヨリ支給スベキ分不足ニ付前書之通砲兵支廠ニ於テ製作致候様御達相成度此段相伺候也
局千二十四号
十一年十二月廿七日 第三局長代理 陸軍大佐原田一道
陸軍卿西郷従道殿

追而該製作入費概算三萬五千百円兵器弾薬売却代価ヲ以御払儀相成度此段申添候也
砲兵支廠ヨリ御達案
一 歩兵定胴乱 壱萬三千個 但属具共
右於其廠製作可取計此旨御達候事
但製作費三萬五千百円別途第五局ヨリ可受取候事
伺之通 十二月廿八


  • 公開日 2023-02-25
  • 最終更新日 2023-02-25
  • 投稿者 太田垣