1877年(明治10年)06月10日西南戦役 戦闘報告書 豊後国海部郡臼杵、警固屋村
明治十年六月十日 豊後国海部郡臼杵戦闘報告書
六月十一日 第二旅団歩兵第十連隊第二大隊々長陸軍少佐吉田道時
(中略)
戦闘景況之部
本日臼杵ノ賊右側山上ヨリ迂回攻撃ニ付我隊警備オ右翼ヨリ虚撃シ且時機ヲ以テ臼杵ヘ突入スヘキ命ニ付黎明開戦スルヤ本道右翼ノ守兵ハ火力ヲ織ンニシ左翼守兵ハ依然トシテ守備ヲ厳ニス然ル賊忽チ敗走市入直ニ追撃シ自余ノ隊ハ臼杵ヘ操込ム然ルニ同日午後警固屋村ニ進入ノ命アルニ依リ同四時三十分臼杵ヲ発シ同七時警固屋村ニ着陣前面山脉ヘ哨兵配布シ警備ヲ着ク
雑報之部
分捕
和銃 二挺
鎗 二本
刀 七本
胴乱 二個
雷管 一千粒
警固屋村は、臼杵からの移動なので、大分県津久見市にあった「警固屋村」(けごやむら)だと思われます。今でも警固屋海浜公園等があり、海上交通を見張っていたのかもしれません。
- 公開日 2023-02-25
- 最終更新日 2023-02-25
- 投稿者 太田垣