1876年(明治9年)10月16日戦友の金円ヲ盗ミ逃亡シ官給ノ胴乱等ヲ棄ツ
東京鎮台歩兵第二聯隊第三大隊
第三中隊生兵 徒二年 高山吉五郎
該犯戦友大木豊吉所蔵ノ金円ヲ盗ミ逃亡シ其際官給ノ胴乱等ヲ棄ツ軍律第百三十六条ニ依リ論ス尚官給品ヲ棄ルヲ以テ例ニ従ヒ一等ヲ加ヘハ重キニ失ス依テ判決如右 但逃亡二次ニ及フト雖モ本罪ノ重キニ擬シ更ニ之レヲ論セス其抛棄スル官給品代価ハ之ヲ償ハシム 明治九年十月十二日
陸軍裁判評事 池内重華
同 権評事 伏谷 惇
同 七等出仕 阪元純凞
参坐 陸軍少佐 大島久直
出仕(しゅっし)は、明治初期の文官の役職。卿>大輔>少輔>大丞>少丞>六等出仕>七等出仕と続く。
- 公開日 2023-02-25
- 最終更新日 2023-02-25
- 投稿者 太田垣