1874年(明治07年)11月14日吉原租税助外一名清国芝フウ港ヨリ荷物回付目録接到ニ付上申

1874年(明治07年)11月05日吉原租税助外一名ヨリ本局ヘ芝罘港荷物品目回付来柬 も同様の案件。

著者:蕃地事務局//金井権少内史//吉原租税助

玄武丸という舟が清国の芝罘港(現在の烟台)より台湾に来た時の伺い書のうちのひとつ。荷物品書目録として冒頭に「一、カバン 四箱」と書かれている。カバンを箱と数えていることから、トランク状のモノだと推察できます。

「板打付箱 大小十四ツ」というのが別にあるので、荷箱とは別の扱いの様子。

七年十一月十四日 長官 御用掛
別紙写ノ通清国芝@港ニテ吉原金井ヨリ玄武丸便ニテ差越相成到来ニ付供回覧置候也
荷物品書目録
カバン 四箱
一板付箱 大小十四ツ
一鉄@類入
一籠
一陶器水コシ 一ツ
一鉄爐 一ツ
一鉄寝台 四箇外一ツ
一藁蒲団 二枚 メ二十七箇
右之通玄武丸積入差送候間御攻御落手拙者共帰朝迄御預置有之度候也
明治七年十一月五日 芝@港ニテ 日本東京 蕃地事務局御中


  • 公開日 2023-01-10
  • 最終更新日 2023-01-20
  • 投稿者 太田垣