1870年(明治3年)07月27日諸藩願伺 7月 小田原藩より大阪にて被召揚候兵器米殻御下渡云々伺

先般於大坂表被召揚候兵器米穀御下渡之儀太政官江奉願候処大坂府ヨリ請取可申旨御附紙ニ付坂地江申遺候処右御附紙引戻差出候様御沙汰ニ付始末別紙之通奉伺候処御附紙之通被仰出候就而ハ兵器之儀如何相心得可然哉此段奉伺候
以上
庚午七月二十七日 小田原藩公用人 三角荘八
兵部省 御役所
書面兵器其儘下渡候事

一 ミニヘール  五拾一挺
一 同胴乱   三十一
一 仏蘭西ボード  壱挺
一 霰弾   四拾五弾
一 榴弾     五弾
一 弾薬箱   三荷 伹弐人持 弐荷 壱人持 壱荷
一 薬研     壱挺
一 籾  千八百六拾石壱斗壱升九合
右ハ前年以召上被置候処此度願之通可引渡旨御下知有之候間書面之通相渡候事
伹籾之儀三百九拾七石七斗七升四合六タ者当廰ニ而相渡残籾ハ境県ニ而可相渡候間同県江可罷


  • 公開日 2023-02-25
  • 最終更新日 2023-02-25
  • 投稿者 太田垣