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明治時代の陸軍では、明治20年代まで「革包」と呼んでいた?

2008/3/6 23:45:36 by 太田垣

アジア歴史資料センターのデータベースに、以下のような資料がありました。

「小状箱」が不便なので、革製やズック(布)製の「状包」に新調しようという書面のようです。小状箱や状包、革包がどのようなものなのか検証する必要がありそうです。公文書を一人であちこち持ち歩くときに今のままでは不便なので変更しようということなので、鞄っぽい機能のように読めます。

タイトル 革包並ズック製状包新調の件
作成者 陸軍大臣官房副官部
日付 明治24年5月20日
資源識別子 C06081386200

文面は以下の通り。 

官第三五号 陸軍省受領二第一二二一号 革包並ズック製状包新調相成度件 今般用使ヲ廃シ更ニ小使ヲ以テ公文書逓送之事ニ御決定相成候就テハ人少之折柄一人ニテ数ヶ所之御用致為セザレハ到底行ハレ難キニ付在来ノ小状箱ヲ廃シ軽弁ナル革包並ズック製状包新調之上備付相成度候也 明治二十四年五月二十日 陸軍大臣官房副官部 
一、革包
一、ズック製状包

下記サイトから右上のJPEGボタンを押せば、現物のコピーを見ることができます。(筆で書かれています)
http://www.jacar.go.jp/DAS/meta/listPhoto?IS_STYLE=default&REFCODE=C06081386200

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【本】男の家事

20:39:02 by 太田垣

オレンジページの別冊ムック「男の家事」に万双さんが出ているのを発見。この雑誌、靴磨きとかワイシャツのアイロンかけとか、紳士グッズのメンテナンスをテーマにしたムックなのだが、革鞄の手入れについても書いてある。そして指南役として登場しているのが万双さん。鞄に関しては、ほんの見開き2ページくらいの記事ですが、写真が多くわかりやすいページ構成です。

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諸官省用達商人名鑑 伊勢源商店

2008/3/3 23:30:52 by 太田垣

再び明治期の「鞄」の調査です。明治の初め頃からいつまでかはわからないが、東京、麹町、山元町(今でいう村上開新堂の近く)に「伊勢源商店」という会社があったようだ。靴や鞄を主に軍隊に卸していたメーカーである。「諸官省用達商人名鑑」というこの本は、そのタイトルの通り、役所に品物(主に武器、兵器類の紹介が多い)を納めている会社のうち大手の会社を紹介する冊子である。伊勢源という会社については、鞄街道百余年(大日向善吉)でも出てこなかったように思う。官業中心だったからだろうか、靴がメインだったからだろうか。

とりあえず覚書として書き残しておく。

——————————————–
タイトル : 諸官省用達商人名鑑 前編
タイトルよみ : ショカンショウ ヨウタシショウニンメイカン
責任表示 : 山口晋一編
出版事項 : 東京:運輸日報社,明43.9
形態 : 80p 図版;15×23cm

NDC分類 : 281.03
著者標目 : 山口,晋一
著者標目よみ : ヤマグチ,シンイチ
全国書誌番号 : 40017122
請求記号 : YDM5512
西暦年 : 1910
——————————————–

P11 合資会社イセゲン商店

東京市麹町区山元町一丁目にあり、皮革原料及び靴、鞄、革具並に軍隊用重要諸品の製造販売を業とし、主として所官省用達を為す。明治三年先代木村源兵衛氏に依りて創業せられたるものにして、同氏歿後当代源兵衛氏其後を継で現に代表社員たり。

▲製品原料は之を英、米、獨等の諸国に仰ぎ、販路は日本全国は勿論、清、露、二国其外に向て漸次拡張しつつあり。工場の数は六ヶ所に亘り、支店は東京市四谷区伝馬町三丁目にあり、同氏点に於ては本店が主として所管省の用達を営めるに対して、専ぱら一般需要者に向つて小売りを為しつつあり。

▲元来同店が最も世間の好評を受けたるは馬具、及長靴なるも前掲営業品目の何れも敢て馬具、長靴に譲らざる優良の製品にして、現に____各宮殿下のご用命を承るの光栄を荷ひつつあるも偶然にあらず、而て其如斯優良品を製出するには自づら因由するところなかるべからず、乃はち一は『物を売るには買ふ人の了簡で売るべし』と云へる先代以来の家憲を守り居れるに由るべく、他の一は職工優遇法の宣しきを得るより、自然熟練せる職工の永続せるに由るべし、現に同店には四十年以上勤続の職工ありて、今尚ほ忠実に就業し居れりと云ふ

▲当代木村源兵衛氏は明治十年を以て東京に生れ、敢て学歴の挙ぐるに足るものなしと雖 曾て皮革原料の産地を調査するの目的を以て、蒙古、満州、及び清国内地を視察し、又日本内地は殆んど足跡を印せざるところなきまでに巡視して、製品需要の状況を調査し、具さに斯業経営上の研究を積みたるを以て、当業者としては最も適材を有するものと云ふべく、同業組合会員に在ても大に信望を寄せられ、現に名誉の要職を擔任し居れり。

▲尚現に特筆すべきは、同店がその製品を未だ曾て博覧会、共進会などに出品したることなきの一事なり、其製品が優良なるに拘らず、賞牌を以て之を證するものなきは乃はち之が為なり、世間滔々として名聞に章憧憬する中に、独り同店の如きあるは異とすべし。

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鞄のリンク集に数件追加

2008/2/28 23:28:46 by 太田垣

鞄のリンク集に数件追加しました。

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「鞄」の漢字が使われている小説 浦の舎みるめ著「鞄」 (明治25年)

2008/2/24 10:55:26 by 太田垣

久しぶりに、「鞄」の漢字探しの記事です。

国会図書館の近代デジタルアーカイブの品ぞろえがどんどん良くなってきていて、しっかりと見てゆくべき資料も多くなってきている。今日見ていた資料は、「鞄」というタイトルの小説(というより小冊子)である。

タイトル : 鞄
タイトルよみ : カバン
責任表示 : 浦の舎みるめ著
出版事項 : 西浦村(静岡県):大和瀬千秋,明25.10
形態 : 60p;23cm
NDC分類 : 913.6
著者標目 : 浦の舎,みるめ
著者標目よみ : ウラノヤ,ミルメ
全国書誌番号 : 41008670
請求記号 : YDM93333
西暦年 : 1892

この本は、静岡県伊豆国君澤郡西浦村で大和瀬千秋によって明治25年10月に発行された40ページ弱の本である。ざっと読んだところ、小説の体裁をとった旅行ガイドのようなもののようである。熱海、伊豆の宿場町の宿の名前、温泉の効能等が書かれている。

特に鞄に関して何か書いてあるわけでは無いのだが、少し面白いのが、表紙にガマ口の婦人向けの手提げカバンがイラストで書いてあり、ひらがなで「かばん」と書いてあるところ。(文中にはもちろん漢字で鞄と書いてある。)
この時期には、旅行カバンのようなものだけではなく、信玄袋にガマ口をつけたものも鞄と呼んで通じる状態だったのだろうか。

あと、明治16年の「兵卒教程」という教本の中に被服背嚢支給表というタイトルを見つけたのでまた後日レポート予定です。

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やんぴー

2008/2/18 23:08:53 by 太田垣

最近、ヤギの革のことをヤンピーということを知った。これは山羊の中国語読みが転じてヤギ革のことを指すようになったとのこと。

どうも明治初期頃に導入された言い方らしいのだが、これは皮革に関する何らかの技術や文化が中国経由で入ってきた痕跡ともいえそうだ。鞄の語源に関して、中国語由来説には依然懐疑的なのだが、まったくありえない話ではなさそうである。

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共有サーバー同居のサイトがわかるサービス

2008/2/13 0:00:23 by 太田垣

多くのWebサイトは、かなりの大型サイトでない限り、複数のサイトと共有しています。いわゆる共有サーバー、共有ホスティングサービスというやつです。自分達は何もしていないのに、自社のWebサイトが急に遅くなったりした場合、実はそうした同居人が超有名なサイトを開設したり、大量の動画や画像、ゲームプログラムを組み込んだりしているケースがあります。

そういうとき、同じIPアドレスで違うドメインを持っているサイトを探しだす無料サービスがあるので試してみると面白いと思います。(ちょっと高級なサービスになると共有サービスでも別IPアドレスを発行するところがあります。そういうところではこのサービスはちょっと使えません)

My IP Neighbors マイ・IP・ネイバーズ http://www.myipneighbors.com/

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久しぶりに数サイト登録

2008/2/10 23:45:46 by 太田垣

久しぶりに数サイト登録しました。左の新着リンクからどうぞ。

最近は、新規サイトを探して追加するよりも、リンク切れのサイトを探す方が簡単になってきました。独自ドメインを取って活躍されるのはまだいいのですが、せっかく確保した独自ドメインが放置されて他のサイト(海外のドメイン管理会社とかアダルトサイトとか)につながってしまうのは、なんだか寂しい限りです。

会社がなくなり、ビジネスを辞めてしまったのなら仕方が無いのかもしれませんが、それならそうとホームページのトップに書いて店じまいしておいてほしいものです。海外のドメインキーパーの中には1ページだけ工事中等のアナウンスができるサービスがあります。こういうのを使えば、最低限の情報を伝えることができます。そこいらへんは、うまくやってほしいものです。

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