Tecsun(徳生) 高性能小型BCLラジオ PL-505操作マニュアル(メモ)

Tecsun PL-505は小型で高性能の中国Tecsun(徳生)製のラジオです。大きさは大体日本のパスポートサイズで、厚さは分厚い文庫本程度です。ネット上の情報ではそれなりに壊れやすいらしいですが、なかなか性能が良いので2014年10月に購入し、現在に至るまで楽しんで使っています。以下に操作方法を書いておきます。

2016年1月頃から、電源を入れたての時、ボリュームダイヤルがうまく機能してくれなくなりました。音量が15から小さくしようとしても17〜14あたりをふらふらするだけで小さくなりません。1〜2分ほど鳴らしていると普通に操作できるようになります。また、電源ボタンを普通の力で押してもときどきOFFにならないようになりました。ギュッと押すと、一旦OFFになるのですが、押し過ぎでまた電源が入ったりします。製品の外観の作りは日本製に引けを取らない良い感じなので、内部の個々の部品も良い物を使って欲しいと思います。


とにかく早く使ってみたい人は、
1まず電池を入れて時計を合わせる
2POWERをオンにし、
3FM,MW,SWのどれかのボタンを押し、
4次にETMボタンを押します。
5するとその周波数帯で受信できる周波数をスキャンして全部メモリに一時登録してくれますので、
6スキャン終了後に右横のTUNINGダイヤルを回すと、無音地帯を全てカットして、入感する周波数だけを切り替えることができます。

筐体裏面から単三乾電池を2本入れます。

TIMEボタンを長押ししていると、00:00というデジタル表示の上2桁が点滅します。筐体右にあるTUNINGボタンで24時間制の時間を合わせます。TIMEを一回押すと、今度は下2桁の分が点滅するので、再びTUNINGボタンで時刻を合わせ、最後にTIMEボタンを短く押します。

電源のオンオフは右上のPOWERボタンです。これで電源をオンオフできます。なお、電源オフ時でも液晶画面の表示を完全に消すことはできないみたいです。バックライトの設定は変更できます(後述)。

また、POWERボタンのすぐ下にあるDISPLAYボタンを長押しすると、操作がロックされ誤動作を防止することができます。

このラジオのメモリプリセットの仕組みにはETMとATSの2つがあります。

ETMはEasy Tuning Modeの略です。ETMは、中波なら中波の全周波数をスキャンし、入感する局を全部拾い上げてETMメモリに自動的に登録してくれます。ETMの状態でTUNINGダイヤルを回すと、入感のない周波数を全部カットして、入感している周波数だけを選択可能にしてくれます。

ATSはAuto Tining Systemの略です。ATSは、いわゆるプリセットメモリです。手動で周波数を合わせてATSメモリに登録することもできますし、ETMで探した局に周波数を合わせておいてATSメモリに登録することもできます。更にETMと同じように中波なら中波の全周波数をスキャンし、入感する局を全部拾い上げてATSメモリに自動的に登録してくれます。そんなわけで、見た目にはATSとETMの違いがほとんどありません。

(ATSにはプリセット番号がつきますが、ETMにはプリセット番号がつきません。そのため、テンキー付きのモデルでは、ATSメモリ番号をテンキーで直接呼び出せるというメリットがありますが、PL-505にはテンキーが無いのでこのメリットは享受できません)

ATSのメモリは1件ずつ登録・削除できますが、ETMはオートスキャンした結果を全登録するだけの機能です。

たとえば日中であれば中波はご近所の局しか入らないので、スキャンしても数局しか入りません。しかし夜間になると、中国や朝鮮半島から様々な電波が飛び込んできます。

したがって夜間にETM/ATSを掛けると、聞かない局まで沢山拾いあげてしまいます。

たとえば海外出張する方であれば、入感する・しないにかかわらずラジオジャパン日本語放送の周波数をプリセットしておきたいところです。

国内を東海道新幹線で移動する人であれば、沿線のNHK第一を登録しておきたいかもしれません。

遠くの局を聞く用途に用いないのであれば、私のお勧めは、

  1. 日中、中波、FM波をATSでメモリ登録しておく。海外放送などいらない周波数はATSから削除しておく。
  2. SW波を手動でATSでメモリ登録しておく。
  3. 旅行に出かけたら、旅行先でETSを使って周波数をスキャンし、現地の局を聞けるようにする。

という感じです。

このラジオの局設定の仕組みは、最近のテレビのチャンネルの合わせ方と似たような仕組みです。つまり最初に受信バンドを全部スキャンして、それをメモリに登録しておき、普段のチューニング操作は、登録しているメモリを呼び出す形で行います。

もちろんマニュアルチューニングも可能なのですが、小さなダイヤルを何十回も回し続けないと目的の周波数に到達しないので、実用的ではありません。そこで、このラジオではVMキーとVFキーを使い分けます。

VMキーはたぶんView Memoryキーで、VFキーがView Frequencyキーの略なのでしょう。この2つのメモリーを使いこなすことで快適なラジオ局の選局操作ができます。

VFキーを押してTUNINGダイヤルを回すと、ふつうに周波数がダイヤル操作の通りに上下します。

VMキーを押してTUNINGダイヤルを回すと、メモリにプリセットしてある局がダイヤル操作の通りに上下します。テレビリモコンの選局キーを押しているような感じです。

まずはVMキーで選局できるように、PL-505のメモリにプリセットする作業が必要です。

1電源を入れる

2MW/LWボタンを長押しする

3周波数デジタル表示がカウントアップされてゆきます。このとき液晶表示右上に001→002と数字がカウントアップしてゆくのが見えます。実はこれが入感があって自動でプリセットされた周波数の数です。

この作業は、入感する局が少ない日中が良いでしょう。私の場合夜間スキャンした所、ラジオの感度が高いので、60局以上が自動登録されてしまいました。

もし、非常袋に長期間入れておく用途であれば、PL-505は選択すべきではないでしょう。価格的にもっと妥当なものがあるでしょうし、なにより使い始めの設定作業がややわかりにくいです。非常袋には電池を抜いた状態で保管しておくわけですから、非常時は誰でも電池を入れてスイッチを入れればすぐに使い始められるような簡単なラジオの方が良いでしょう。

もっともスマホ用の電源から充電できるというのは大きなメリットではありますが、非常時に冷静にEMSをスキャンして局登録できるとは限りません。

... エネループを入れているとバッテリー表示欄にはNi-MH Batteryと表示されます。

もうすこし細かく書いてゆきます。
  1. 裏ぶたを開け、単三電池2本をセットします。私の場合はエネループを使っています。
  2. 毎朝30分から1時間程度使っている程度ですが、おおよそ2?3週間程度使うことができます。
  3. 購入当初は怖かったので本機を使用したUSB経由での充電は控えていたのですが、試しに充電してみると特に問題もなさそうなので最近はエネループを入れっぱなしでUSB経由で充電しています。
  1. [TIME]ボタンを長押ししていると、00:00というデジタル表示の上2桁が点滅します。筐体右にある[TUNING]ボタンで24時間制の時間を合わせます。
  2. 次に[TIME]を一回押すと、今度は下2桁の分が点滅するので、再びTUNINGボタンで時刻を合わせます。
  3. 最後に[TIME]ボタンを短く押します。

アラーム時間の設定は、基本的に時計の設定と同じです。ただし、アラームが鳴った後の電源オフ時間を設定します。

  1. [ALARM]ボタンを長押ししていると、00:00というデジタル表示の上2桁が点滅します。筐体右にある[TUNING]ボタンで24時間制の時間を合わせます。
  2. 次に[ALARM]を一回短く押すと、今度は下2桁の分が点滅するので、再び[TUNING]ボタンで時刻を合わせます。
  3. 次に[ALARM]を一回短く押し、再び[TUNING]ボタンでアラームが鳴った後の電源オフ時間即可在当前流段内???台(1?90分)を決定します。
  4. 最後に[ALARM]を一回短く押します。
  1. [POWER]ボタンを押し、電源を入れます。
  2. 次に[FM]、[MW/LW]、[SW]またはキーのいずれかを押し、受信帯域を選びます。
  3. [TUNING]ダイヤルを回し、局を探します。
特記事項
FMまたはSWを受信するためには、ロッドアンテナを伸ばしてください。
MW(LW)を受信するには、ラジオの方向や位置を変えてみてください。
[VOLUME]ダイヤルを回して音量を調節してください。
  1. [ETM]キーを押し、ETMモードに切り替えます。
  2. 次に再度[ETM]キーを長押しすると、その周波数帯内の放送局スキャンが行われます。周波数表示の変化が停止し、ETMのスキャンが完了したことが表示されます。ここで[TUNING]ダイヤルを回すと、スキャンされた局をすぐに選局できます。
特記事項
[VF]キーまたは[VM]キーを押すと、ETM状態を抜けることができます。

FMでATSを使用する例:

  1. 電源を入れた後、ロッドアンテナを伸ばし[FM]キーを押し、FM帯域を選択します。
  2. [FM]キーを長押しすると、その周波数帯内の放送局がメモリに登録されます。
  3. ATS操作が完了した後、[TUNING]ダイヤルを回すと、スキャンされた局をすぐに選局できます。

中長波及び短波バンドのATS操作も、基本的に上記と同じです。

中波は20秒程度でスキャンします。
ただし短波のATSには、A方式とB方式があります。
A方式():現在選択しているメーターバンド内を自動スキャンします。
B方式():カバーするメーターバンド全部を自動スキャンします。
つまり、()()キーを使用して短波のメーターバンドを切り替えることができますが、()を長押ししてATSを作動させると、そのメーターバンド内のみ(たとえば60mb 4700kHz?5700kHz内のみ)スキャンします。
特記事項
FM、中波、長波、短波B方式でATSを実行したとき、それまで登録してあったプリセットはスキャンした局によって自動的に上書きされます。
短波A方式でATSを実行したとき、スキャンした局は、空きメモリに登録され、既存のプリセット情報は上書きされません。
ATSでプリセット登録していた情報は1時間ほど電池を抜いても生きていますが、現在時刻はリセットされてしまうようです。
  1. 電源を入れた後、プリセット登録したい放送局を探します。
  2. [MEMORY]キーを押すと、表示窓の右上にプリセット番号が表示、点滅します。
  3. 再度[MEMORY]キーを押すと、その局がメモリにプリセット登録されます。
  1. 電源を入れた後、[VM]キーを押し、プリセットメモリ切り替えモードにします。
  2. [TUNING]ダイヤルを回すと、プリセット登録された局をすぐに選局できます。
  1. 電源を入れた後、[VM]キーを押し、プリセットメモリ切り替えモードにします。
  2. [TUNING]ダイヤルを回し、プリセットメモリから削除したい局を呼び出します。
  3. [DELETE]キーを押すと、表示窓にプリセットメモリの数字と「dEL」という表示が点滅します。点滅中に再度[DELETE]キーを押すと、プリセット登録済放送局のメモリ登録が削除されます。
1ロッドアンテナを引き出し、SWまたはキーを押し、短波バンドを選択します。
PL-505の短波周波数帯は下記の13段となっています。
ラジオ日本 周波数リスト
メーターバンド 周波数 備考(2014/4-10現在です。今は変わっています。 )
120mb 2300kHz?
90mb 3150kHz?
75mb 3850kHz? 3925kHz ラジオ日経
60mb 4700kHz?
49mb 5700kHz? 6055kHz ラジオ日経
41mb 7080kHz?
31mb 9200kHz? 9595kHz ラジオ日経
9750kHz RadioJapan(アジア) 17:00-02:00JST
25mb 11450kHz? 11910kHz RadioJapan(アジア)06:00-09:00JST
11710kHz RadioJapan(極東ロシア)16:00-17:00JST
12045kHz RadioJapan(南西アジア)00:00-02:00JST
22mb 13550kHz?
19mb 15000kHz? 15195kHz RadioJapan(アジア)11:00-14:00JST
15325kHz RadioJapan(南西アジア) 11:00-14:00JST
16mb 17450kHz?
15mb 18850kHz?
13mb 21430kHz?21950kHz
  1. 電源を入れた後、ロッドアンテナを伸ばし[FM]キーを押し、FMバンドを選択します。
  2. [FM]キーを長押しすると、その周波数帯内の放送局を自動探索しメモリに登録します。
  3. ATS操作が完了した後、[TUNING]ダイヤルを回すと、スキャンされた局をすぐに選局できます。
  1. [MW/LW]キーを押し、中波バンドを選択します。
  2. [MW/LW]キーを長押しすると、すぐATSで中波・長波の放送局が可能になります。

パッケージを空けた時には、たしか中波のステップが9KHzになっていたように思いますが、もし中波のスキャニングステップが10KHzになっている場合は、電源オフ状態で[9/10k](ETMキー)を長押しすると、9KHzと10KHzが切り替わります。

  1. ロッドアンテナを引き出し、SWまたはキーを押し、短波バンドを選択します。
  2. 短波のATSには、A方式とB方式があります。 A方式():現在選択しているメーターバンド内を自動スキャンします。
    B方式():カバーするメーターバンド全部を自動スキャンします。
特記事項
FMまたはSWを受信するためには、ロッドアンテナを伸ばしてください。
MW(LW)を受信するには、ラジオの方向や位置を変えてみてください。
[VOLUME]ダイヤルを回して音量を調節してください。

出荷時の設定では、充電機能がオンになっています。ニッカド電池を入れた状態で、USB電源を接続すると充電を行います。電源オフ状態で電池マークのついている[VM]キーを長押しすると、一瞬CHR OFFと液晶画面にOFFと表示され、充電機能がオフになります。もう一度長押しするとCHR ONと表示され、出荷時状態に戻ります。

USBからの充電ができるというのは、非常に便利です。

(アルカリ電池等を入れているときに充電機能を使わないように注意してください)

出荷時の設定では、バックライトがオンになっています。何らかの操作をすると液晶窓が5秒ほどバックライトで点灯します。 この点灯を消すことができます。電源オフの状態から、[LIGHT SET]ボタン(VFボタン)を長押しすると、バックライトが数回点滅した後、一瞬液晶画面にOFFと表示され、バックライトオフになります。もう一度長押しするとONと表示され、出荷時状態に戻ります。

操作すると、オレンジ色のバックライトが点灯します。

DISPLAYボタンによって、液晶パネル右上の小さな数字欄の表示を切り替えることができます。

電源を切っているときは、(1)気温、(4)アラーム設定時刻のいずれかが表示されます。DISPLAYボタンを押すことで表示が変わります。

ラジオを受信しているときは、(1)電波強度とS/N比、(2)気温、(3)現在時刻、(4)アラーム設定時刻のいずれかが表示されます。DISPLAYボタンを押すことで表示が変わります。

TUNINGボタンでチューニングしているときは、ATSやEMSで登録したプリセットコードが表示されます。


  1. 強い衝撃を与えたり、水中に落とさないでください。
  2. 直射日光の当たるところや高温、多湿の場所を避けてください。-5℃以下や+50℃以上の環境下で使用したり保管したりしないでください。液晶表示部が故障します。
  3. 腐食するような化学物質を含む液体などでラジオの表面を拭かないでください。
  4. 分解して内部の設定を変更したりしないでください。
問題 原因 解決方法
電源が入らない
  • 電池残量不足
  • 電池の極性が間違っている
  • 操作ロックが設定されている
  • 新しい電池に交換する
  • 電池の極性を確認し、正しく入れなおす
  • [鍵]ボタンを長押ししロックを解除する
使用中に電源が自動的に切れる
  • 電池残量不足
  • 電池の極性が間違っている
  • 操作ロックが設定されている
  • 新しい電池に交換する
  • 電池の極性を確認し、正しく入れなおす
  • [鍵]ボタンを長押ししロックを解除する
ATSで自動登録した局について受信できなかったりノイズを受信したりする。
  • 放送局の電波が弱すぎる
  • 夜にATSで遠方の局を登録した場合、日中は聞こえなかったりする
  • 近くに電波干渉がある
  • 手動で目的の放送局を探す
  • アンテナの感度を下げるまたは上げる
  • AM局は内蔵のバーアンテナで受信するので、本体を回転させ感度を調整する
日本で使用時に受信できる周波数が少ない。
  • 日本のFM周波数帯は76?90MHzの間です。
  • 76?108MHzと表示するまで、電源を切った状態で[FM]キーを何度か長押ししてください。
北米で使用時に受信できる局が少ない。
  • アメリカのAM放送は10kHz周波数ステップ
  • 本体の電源を一旦切り、[9/10kHz]ボタンを長押しし、9kHzステップと10kHzステップを切り替えます。
アラーム時刻に雑音しか出ない。
  • アラーム用の放送局を設定していない
  • 適切な局を設定する

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