月別アーカイブ: 2011年3月

災害対策用に鞄に何を常備すればいいのかという議論

震災に続く都内での交通網マヒで、帰宅困難時の持ち物に関する議論があちこちのブログや掲示板で交わされています。東京に限らず大都市の交通網は非常にデリケートかつ複雑なシステムなので、ちょっとした災害でも大きなダメージを受けてしまいます。

今回の大災害時では、首都圏では携帯電話は機能せず、もとより回線がパンクして固定電話も頼りなかったようです。一方で、インターネットは災害の真ん中にあっても、ラインさえ確保できればそれなりに有効だったようで、知人の中には、非常時用にSkypeによる非常時電話通信網の構築に着手した人もいます。

交通が止まった場合は、ミニバイクや自転車等の2輪車と徒歩が有効となります。リッター50km以上の燃費を誇るスーパーカブ等は燃費や輸送力、機動力等の面から考えて初動における重要な手段になるように思います。

コンビニの食料はすぐ売り切れ、女性は靴屋でスニーカーの購入に走り、街中で重たい荷物を持っていた人は、コインロッカーの確保に走っていたといいます。

情報収集の重要な手段としては携帯ラジオがあります。携帯電話の中にはFM波チューナーが付いている機種もあるので、普段使わない人も機能チェックぐらいはしておいたほうがいいでしょう。私は普段から通勤などで携帯ラジオを愛用しているのですが、AMではなくおもにTVを音声で聞いています。

でも、それもこの夏のアナログ波停止と共にきけなくなってしまいます。しかも、ワンセグ波はビルや電車の影響を受けやすく、私の携帯電話と通勤経路ではほとんど満足に入感しません。家電メーカーさんには、AM、FM、ワンセグTV音声が入る高感度なラジオの開発をお願いしたいと思います。(ソニーからはXVP-200という携帯ラジオ型ワンセグが出ていますが、画面は不要なので音声だけ高感度で欲しいんですよね)

さて、災害対策用に防災袋や防災持ち出し鞄等のキットが注目されていますが、1日の半分は自宅ではなく職場や街にいるわけで、やはり普段の持ち物に工夫が必要になってくると思います。

長距離を歩行する際には、鞄はやはりリュック型のほうが断然歩きやすいです。特に荷物がそこそこ重たい人は、普段からリュック型の鞄を使うことをお勧めします。エンドー鞄のFLYINGFINシリーズなんかは結構良い感じです。

FLYINGFIN Commute

FLYINGFIN Commute
価格:15,750円(税込、送料込)

また、長距離を歩行をする場合はネックストラップ型のペットボトルホルダーも便利なようです。ペットボトルも手で持っているのが段々つらくなるそうで、特に今回のように寒い場合や真夏の場合は、ホルダーがあるとずいぶんと便利なようです。ネックストラップはもう持っている、という人の場合は、先端のペットボトルをひっかけるパーツだけを鞄に常備させておけばいいでしょう。

取り外し可能なペットボトルホルダー付き

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携帯電話の普及で数は少なくなりましたが、病院や役所の公衆電話機は優先度が高いのでつながる確率が高いと聞いたことがあります。紙類としては、職場-自宅間の地図のコピーと、電話番号を書いた「紙」、そして公衆電話も10円玉が容量を超えてパンクしたものを多く見かけたとの話を聞くので、テレホンカードが有効かもしれません。

夜間の歩行について、ライトが必要という意見も多く見かけます。これに関しては、LexonのBAG Lightなんかは鞄の中に入れておいてもかさばらないと思います。ソーラー型のライトもありますが、大きさがもう少し改善されたらいいのになぁと思います。

http://www.lexon-design.com/typology/pocket.html

LEXON BAGLIGHT LED

LEXON BAGLIGHT
価格:1,575円(税込、送料別)

食料としては、飴などの糖分の補給が大切になると思いますが、鞄の中に常備するわけにはいかないので、このあたりは考えないといけません。

地震とか

阪神大震災の時は、おもにパソコン通信が頼りだった。今と同じく世界中からたくさんのメディアや記者が集まって、その惨状や自然の脅威、人間の強さと弱さ等を様々な角度から取材、報道していたが、知りたい場所の様子はちっとも報道されないからだ。私は仕事で千葉に住んでいて、西宮に両親を残していた。私の場合は運よく朝早く電話が通じ、無事が確認できたのだが、もし電話がつながらなかったら、気をもむ毎日が続いていたと思う。

当時と違って今は、Google Map+HONDAの協力で自動車・通行実績情報マップ道路の情報があったり、地元ラジオをストリーミングで開放していたりして、進んでいる部分があるけれど、TVの報道はやはり「点」でしかない。

津波の被害が及んでいなくても、住宅が半壊しているような場所はものすごく広い。一見、大丈夫な町であっても、古い木造家屋はダメージを受けている場合もある。そこで提案なのだが、たとえばテレビの深夜帯に「空撮」を流してもらえないものだろうか。海岸線沿いに被害が無かったところから順番に、上空200メートルくらいから空撮できないだろうか?Google Mapの最新版をTVの力でつくるというほうがよいだろうか。深夜2時台は茨城、3時台は福島というふうに青森までひたすら舐めるように映してほしいのだ。

ところで世界中から支援の手が差しのべられているはずなのだが、そのことをもっと知りたいと思う。日本の救助隊が海外に出かけたら、日本のTVはその活動を報道するが、海外の救助隊が日本で活躍する姿はどうなのだろう。アメリカ、イギリス、韓国、中国、台湾、オーストラリア、ニュージーランド、ドイツ、スイス、メキシコ等、10以上の国が救助隊を派遣している。その数800人以上だという。

私の住んでいる大阪近辺の100円ショップでは単一電池や懐中電灯が売り切れ、電気屋さんでは電池式充電装置が売り切れてしまっていた。友人は、赤ちゃん用品のお店で、粉ミルクがひとり1缶までに制限されていたと嘆いていた。これは物資の買い溜めが始まっているということなのだろうか?それとも困っている人に優先的に回しているからなのだろうか?ちょっと複雑な気持ちになる。

街が根こそぎ破壊されたところを支援するためには、中長期にわたって安定した住宅提供が必要だ。神戸のときは法的な壁もあり、大移住作戦がなかなかうまくいかなかった。地元のコミュニティのつながりを守りながらどこかに移住させる必要があろう。震災を逃れた地域で、まとまって空いている住宅などを提供する動きは無いだろうか?工場が移転してしまって大量のアパートが空いている地域などをうまく活用できないのだろうか?廃校となった高校や中学は? 東北太平洋沿岸部の人々が生きて行ける大きな仕事を造るのは国の仕事だろうか。神戸のときは「再建」という仕事があったけど、再建を急ぐあまり、日本中の会社が再建の利益を食い合った形になってしまった。地元の意志や力に寄り添うような仕事の進め方を考えてほしい。そして、お年寄りも多い。「年金」を、こうした人たちにうまく配分するための方策は無いものか?

新燃岳のことや各地で散発している鳥インフルエンザのことも忘れてはいけない。新燃岳では、13日には噴煙が火口上4000メートルまで達し、噴火を始めた1月以降で最高となっているのだ。早くも大阪の駅前では街頭募金がはじまっているが、地震だけでなく、等しく困っている人に行き渡るようにならないものだろうか。

考えはまとまらないけれど、どうしてもいろいろ考えをめぐらしてしまうものだ。