月別アーカイブ: 2008年4月

いろいろ

「忙しいです」文を読んでいただくのも忍びないので、一つ一つは、ほとんど書き込みネタにもならないような細かい話題ですが書いておきます。 

左メニューの下の方にリンクしてある、CORBOのブログの更新が最近頻繁になってきました。

そろそろ今使っているナイロン鞄も寿命が近付いてきたので、次の鞄の物色を始めています。ホグロフスってのはどうなんだろう。あと、最近ネットでよく見かけるのがおじさん向けランドセルみたいな「marsus」というブランドのバッグもあるが微妙なかんじ。Koieとかはちょっとカジュアルすぎるし。

半年もすれば仕事内容がまた変わりそうなので、そのあとぐらいに判断かな。

しばらく投稿が滞っています

4月は新年度ということもあって、いろいろイレギュラーな行事が入ってきてあわただしいです。そしてなぜか、雑誌の取材が2本も立て続けにありました。ホームページを見ていただき、私が書いた本(すでに絶版)を中古で買って読んでいただき、取材のご連絡をいただきました。

そうこうしているうちに、10日ほど経ってしまったというのが現状でございます(^^;

4月はもうしばらくそんな感じが続きそうです。

青空文庫の中の鞄

明治22年の饗庭篁村の「良夜」に、革提という表現が出てくる。前後の文脈からカバンのような感じであるが、いまひとつ捉えきれない。明治35年の国木田独歩 をはじめ、昭和の初めころまでは、「革包」でかばんという表現を使っていたのがわかる。

それに並行して、宮沢賢治は、大正から昭和にかけて推敲を重ねていた銀河鉄道の夜(1924-1933頃執筆)等では「鞄」という字を使っているし、革トランクという大正10年に上京した際の話も残している。

田山花袋の蒲団(明治40年)では支那鞄、柳行李、信玄袋を分けて書いていることから、この3つは概念的に分けていたことが見て取れる。

良夜 作:饗庭篁村(あえば・こうそん)
初出:1889年(明治22)

予は凱旋(がいせん)の将の如く得々(とくとく)として伯父より譲られたる銀側の時計をかけ革提を持ち、「皆様御健勝で」と言うまでは勇気ありしが、この暇乞(いとまごい)の語を出し終りたる後は胸一杯、言うべからざる暗愁を醸し生じたり。

酒中日記 作:国木田独歩
初出:1902年(明治35)11月 『文芸界』

材木の間から革包(かばん)を取出し、難なく座敷に持運んで見ると、他の二束(ふたたば)も同じく百円束、都合三百円の金高が入っていたのである。

蒲団 作:田山花袋
初出:1902年(明治40)8月 『新小説』

午頃(ひるごろ)に荷物が着いて、大きな支那鞄(しなかばん)、柳行李(やなぎごうり)、信玄袋、本箱、机、夜具、これを二階に運ぶのには中々骨が折れる。時雄はこの手伝いに一日社を休むべく余儀なくされたのである。

執達吏 作:与謝野寛
初出:1909(明治42)年3月14日~17日 読売新聞連載

執達吏は折革包(をりかばん)から書類と 矢立(やたて ) とを出した。

青年 作:森鴎外
初出:1910(明治43)年3月~1911(明治44)年8月 「昴」連載

そこへ純一が待合室で見た洋服の男が、赤帽に革包(かばん)を持たせて走って来た。

風の又三郎 作:宮沢 賢治
初出:1931年(昭和6)年から1932(昭和8年)頃の執筆

もひとりの子ももう半分泣きかけていましたが、それでもむりやり目をりんと張って、そっちのほうをにらめていましたら、ちょうどそのとき、川上から、「ちょうはあ かぐり ちょうはあ かぐり。」と高く叫ぶ声がして、それからまるで大きなからすのように、嘉助(かすけ)がかばんをかかえてわらって運動場へかけて来ました。と思ったらすぐそのあとから佐太郎だの耕助だのどやどややってきました。

海亀 作:岡本綺堂
初出:1934年(昭和9)年8月 『日の出』

僕は美智子の革包をさげ、妹は小さいバスケットを持って、その草市の混雑のあいだを抜けて行くと、美智子は僕をみかえって言った。

「兵卒教程」(明治17年頃)にみる「背嚢」

兵卒教程にはいろいろあるが、今回デジタルアーカイブでチェックしたのは、明治16~17年ころに出版された、河井源蔵氏が編集したものである。ここに身だしなみとか宿舎の使い方などを説明してある。 

兵卒教程 [第2冊]附録 巻之1
河井源蔵編
出版社:東京:有則軒
出版年:明16年~17年頃

デジタルアーカイブの、44コマ目に、被服及装具給与表というのがある。これは兵卒が何を支給されるのかを説明した表である。これによると背嚢そのものは保存期限6年で、背嚢用の厚毛布と寝具用の厚毛布が支給され、背嚢用は保存期限
5年、寝具用は無期限となっている。

被服及装具給與表
品目と保存期限がリストとなっている。
短靴 初年四足、次年ヨリ三足
背嚢 六ヶ年
厚毛布 背嚢用五年

また、50コマ目には、「棚上物品装置 並 棚下物品▲方之図」(▲は「拭」だと思うけど、自信なし)というのがあり、図の一番上、棚の上の荷物を積み上げた一番上に、背嚢が置いてある。画像が暗くてよく読み取れないが、横長で箱状をしており、カブセがついている。

51コマ目には「細密検査の節 寝台上物品装置之図」というのがある。これは、宿舎のどこに何を置くのかを定めた図が前ページにあり兵卒検査のときにはこのように置きなさい、と説明しているもので、ここに、背嚢がベッドの上に置かれているのが見える。

ここでも箱状のものに布製(もしくは革製)のやわらかいカブセがついているように見え、、現代のリュックとはかなり違った形をしている。

あと、本文の方を見てみると、いわゆるQ&Aがひとつ載っている。

問 背嚢及び属具は平常何所に置乎
答 背嚢は棚上に置き属具は破損紛失なき様注意し嚢に入れ定められたる釘に掛け置くべし

この本でわかるのは、明治17年ころの兵卒の装備として「背嚢」が支給されていたこと。この中では「カバン」という言葉は使われていないことなどである。

鞄の掲示板過去ログ2008年4月

おおたがきさんへ 投稿者:遊 投稿日:2008年 4月25日(金)11時50分27秒
ご回答ありがとうございます。

映画を見ていたり道行く人を見てもバックや鞄が気になってしまう、しょうもない性格ゆえにとても苦労しています。バック、鞄好きの宿命でしょうか・・・

添付してくださった、ブログの方にも聞いてみます。ありがとうございます。

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もたいまさこさんのバッグ 投稿者:おおたがき 投稿日:2008年 4月25日(金)00時22分16秒
うーん、「かもめ食堂」、映画を見てパンフレットもあるし、DVDも持っているのですが、バッグのメーカー名までは私にはわからないですねぇ。

↓こういうブログ書いているヒトとかならご存知なのでしょうかねぇ。
http://blog.livedoor.jp/naokeroppy/archives/51270729.html

お役に立てずすいません…。

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バッグを探しています 投稿者:遊 投稿日:2008年 4月22日(火)11時49分21秒
映画かもめ食堂で、もたいまさこさんが使用している黒いバックのメ-カ-がどこを探しても見つからず、こちらのサイトにたどりつきました。お門違いかもしれませんが、どなたかご存じありませんでしょうか?

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するめさん 投稿者:ACA長谷川 投稿日:2008年 4月14日(月)20時13分6秒
本格的技術書は本当に少ないのです。トホホなのですが。”本”ではありませんが、色々学校があり、浅草の学校がどこかわかりませんが、勉強したいとすれば実習をできれば重ねる事等職人を、ご紹介が出来そうです。するめさんのお話を少し詳しくお聞きしたいですね。
03-3865-4188に電話ください。お役に立つかも知れません。
http://www.a-ca.com

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ボビー・ブラウンさんへ 投稿者:ACA長谷川 投稿日:2008年 4月14日(月)20時04分43秒
一度拝見したいですね、当方は昔、コンテスの日本販売代理店としてやってくれないかとオファーされた事があるハセガワの四代目です。
優れた品物を作ってきましたので、今でもホースヘアーは扱っています。拝見して見ないとはっきりとはお答えできませんが。一度、写真など添付して、以下のアドレスにメールください。info@a-ca.com
http://www.a-ca.com

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まとめレス 投稿者:おおたがき 投稿日:2008年 4月13日(日)23時11分37秒
Hiromiさんへ>
投稿時のメールアドレス欄にアドレスを書いて、「メールください」とした方がお返事は多いと思います。

ボビーブラウンさんへ>
すでにリンク集をある程度あたっておられるようですね。
ホースヘアーは素材が特殊ですから普通の修理工房では難しいのでしょう。
修理をやっていると書いていなくでも、ホースヘアーを扱っている会社があれば相談したほうが良いのかもしれませんね。(会社にとっては迷惑な話かもしれませんが)

JFEさんへ>
AXE、雰囲気があっていいですよね。
メーカーはイケテイ(http://www.iketei.co.jp/)です。
もし取扱店がわからないのであれば直接聞いてみましょう。

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AXE探してます!!! 投稿者:JFE 投稿日:2008年 4月12日(土)23時02分5秒
AXEのブリーフケースの取り扱い店を探してます。
都内もしくは横浜で知っている方いらっしゃいましたら
お願いします。

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バッグの修理 投稿者:ボビーブラウン 投稿日:2008年 4月12日(土)20時39分4秒
かなり古くなったコンテスのホースヘアのバッグがあります。
ヘアのあちらこちらが退色していて修理ができればと思います。
コンテス社ではヘアの修理はしていないといわれました。
こちらのリンク集とかでいけそうなところを聞いたりしてみましたが
引き受けてくれそうなところがみつかりません。
どなたかご存知の方がいらしたら教えていただけると嬉しいです。よろしくお願いします。

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hiromiさんへ 投稿者:ACA長谷川 投稿日:2008年 4月 9日(水)10時52分44秒
ご相談に乗れます。ブランドイメージをお聞かせください。私の紹介は
HPアドレス:a-ca.com を参考にしてください。
http://www.a-ca.com

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探しています 投稿者:Hiromi 投稿日:2008年 4月 5日(土)10時56分54秒
今度オリジナルブランドを立ち上げるべく会社を設立しようと思います。
サンプル職人さんのように一点物を作ってくださる職人を探しています。
最初は外注になると思います。
回答いただきましたら直接メールしたいと思いますのでよろしくお願い致します。

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おおたがきさんへ 投稿者:するめ 投稿日:2008年 4月 1日(火)21時02分27秒
 回答ありがとうございます。「革工芸手縫いの真髄」は私も知っていたのですが、中身がどのような本かわからず、購入しようか迷っていた本です。とりあえず、購入しようと思います。「製靴技術テキスト」は知りませんでした。知り合いにエスペランサに行っている知り合いがいるので内容を聞いてみたいと思います。
 内容がわかり次第、一応お知らせはしたいと思います。(このくらいしか情報提供できないので…)

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re:のり 投稿者:おおたがき 投稿日:2008年 4月 1日(火)18時55分20秒
天然系の接着剤で可能性としてありそうなのは、海藻由来の「ふのり」とか、お米由来の「続飯」なんかだと思いますが、はたして靴に使えるような接着力があるのかどうかは不明です。

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re:ボチボチ訂正を希望 投稿者:おおたがき 投稿日:2008年 4月 1日(火)18時50分47秒
joshuaさんへ>
>元々(出典)が間違っているのだとは思いますが、
いやいや、ワタクシの書き間違いでした。(^^;

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ボチボチ訂正を希望 投稿者:joshua 投稿日:2008年 4月 1日(火)17時27分48秒
元々(出典)が間違っているのだとは思いますが、
愛媛県坂出市>福井県坂井市(旧坂井郡)

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のり 投稿者:789632145 投稿日:2008年 4月 1日(火)00時08分29秒
売る覚えで申し訳ありません
以前ファッション誌で全て食べられる(OR土に還るだったかもしれません)
素材というコンセプトのもとつくられた靴を見た事があり、接着はゴム糊でなく米の糊?
を使用したというような記述がありました。

情報が少なくて調べることが難しいのですが、どなたかこういった接着方法について詳しい情報源など何かご存知の方いらっしゃいましたら教えて頂けないでしょうか。。

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