【本】Koto Bolofo : La Maison

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この本は、Designer Leathers GOさんのブログで存在を知ったのだが、調べてみると海外のネット上でもアートやフォトグラフの領域で話題に上っている本のようだ。 エルメスの裏側の撮影を許された著名な写真家コト・ボルフォによる11分冊1セット3万円という豪華写真本である。

Photographyblogのエントリーでは、2010年12月のプレスリリースが掲載されている。(以下、かなり意訳)

コト・ボルフォの夢は、モンド・ド・エルメスというエルメスの月刊誌で働き始めた2004年に現実のものとなった。そして、デュマ社長に会ったときに社長からどこから来たのかと尋ねられた。南アフリカからだと答えたところ、南アフリカのどこかと尋ねてきた。レソトだと答えると、デュマ社長はたいそう驚いた。
実は、彼の先祖がレソトで宣教師として活動しており、ズールー族は宣教師活動を妨害していた。しかし、コト・ボルフォの部族であるバントゥー系のソト族は、宣教師を守っていたのだ。デュマ社長はボルフォのことを「いとこ」と呼び、ボルフォは、エルメスの中で好きなものを何でも撮影してよい旨の「白紙委任状」を手にした。
その後6年間にわたり、コト・ボルフォはエルメスの職人と交流を深め、ハンドバッグ、香水、スカーフ、プレタポルテ、靴やその他馬具やサドルなどあらゆる商品がどのように作られるのかをカメラに収めた。
Nownessにも同じようなインタビューと美しい写真が数枚載っている。
Maitai’s Picture Bookというブログには、ようやく入手した喜びと、数枚の写真が掲載されている。
ISBNコードが付いているのに、アマゾンでは扱っていない不思議な商品である。ニュースリリース時の価格は$150USDだったのが、部数が非常に少ないのか、現在ではアメリカのamazon.comで$260USD、日本のアマゾンでは、出品者からの販売で3万円弱からのプレミア出品となっている。ブログなどでも待ちわびた末にようやく入手という声が多い。
ちなみに、amazon.comには、1年前にアマゾンにオーダーしたが全く入荷案内が無かったうえに、結局配送日未定でキャンセルされたレビューが載っている。この写真集が出来上がった経緯などを考えると、この先しばらくはこれをしのぐ本は、なかなか出ないと思われる。
ちょっと高級な鞄ブティックなんかだと、ショーウィンドウとかお店のどこかにさりげなくディスプレイするだけでオサレに見えるかもしれないけど、この手の本は時間が経つうちに蒐集家の書庫にお蔵入りしてしまうので、入手希望の人は少々高くても今のうちに頑張って入手しておくほうがよかろう。