【本】鞄が欲しい―万年筆画家が描いた50のカバン遍歴

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古山浩一さんは、万年筆画家として各方面で活躍されているが、鞄を沢山所有し、そして使用していることでも知られている。本書は文庫本であるが、氏がピックアップした印象深い鞄をいくつか取り上げ、それにまつわる鞄との出会いの話、使い勝手、印象などを自由に書いている。ファッション評論家の書くものと違い、自分で使った感想が率直に書かれているのがユニークである。なによりページを飾る鞄を描いたカラーの万年筆画が美しく、氏の鞄への愛情が伝わってくる。鞄の情報を仕入れるためというよりも、どういう視点や気持で鞄と出会うのか、接するのかという感覚に触れるための本である。機能だけでもデザインだけでもない鞄捜しの何か、である。