【目的論】今、使っている鞄の「不満」をはっきりさせる

今、仕事で使っている鞄がクタビれてきたので、そろそろ新しい鞄に買い替えたいと考えた時、あなたならどうするのだろうか。

「思いたったが吉日」と、何の準備もしないでいきなりスーパーやデパートに出かけていく、あるいはamazon等で探しにかかる。

これではいくら店先で時間をかけて厳選したとしても、使い勝手がよくて、相性のいい鞄を手に入れることは非常にむずかしい。といっても、スーパーやデパートに行くこと自体がよくないと言っているわけではない。

たしかに、売場には目移りするほどたくさんの商品が陳列されている。しかし、少々スペースが広くても、鞄には旅行用、レジャー用、スポーツ用、学生用などいろんな種類があって、ビジネス用の鞄はこの内の一アイテムでしかない。

最近はネットに力を入れている会社やハイブランドなどを中心にかなり改善されてきたが、鞄には商品カタログの類いが一切ない。これはもう鞄を量産していたころのメーカーの悪しき慣習なので致し方ない。

実際、Amazonや楽天市場で安い鞄を検索すると、よくわからないメーカーで、Webサイトもろくに無いのに、複数の出品者がいて、商品写真だけは同じものがたくさん並んだりする。商品情報も乏しく、なかなか買うのも勇気がいる。

スーパーやディスカウントストアの場合は相談に乗ってくれそうな店のスタッフもいなくて、売場に陳列してある10個ほどの商品だけが鞄選びの対象となる。

「ネットでは裏側が見えないケド、2980円だしまぁいいか」とか「もう少しだけサイズの大きければ……」とか、「この派手な色のポケットさえなければなぁ……」などと迷いに迷って、結局は妥協の産物を買ってしまう。こんな経験はなかっただろうか。

では、本当に気に入った、相性のいい鞄を購入するにはどうすればいいのか。

その第一ステップは、今、使っている鞄の不満を片っ端からピックアップしていくことだ。

サイズはもう少し大きい方がいいのか、それとも小さめがいいのか。重さに不満はあるか。 ポケットの数は? 色は? 中の仕切りは? 汚れにくさや防水性は? 鍵は必要かなど、あらゆる角度から検討してみると、おおよそでも購入したい鞄のイメージができあがる。

そのイメージをしっかり頭の中に叩き込んでから店を訪ねよう。

「押しつけがましいスタッフがいそうなデパートや専門店はどうも」と敬遠する人もいるが、第一ステップでピックアップした不満を聞いてくれて、相談にも乗ってもらえるスタッフは必要だと私は思う。

もし、そのスタッフが一方的に商品を押しつけてくるようなら、「どうもありがとう」の一言で撃退できるはずだ。

反対に、しっかりとした商品知識を持ったスタッフであれば、こちらの話を聞いた上で、その要望にマッチしそうな商品についての情報を提供してもらえる。そして、その場に在庫がなければ取り寄せるといった便宜をはかってくれることもある。

店に行く場合に、もう一つ大切なポイントがそれまで使っていた鞄を忘れずに持参すること。どの部分がどう気に入らなくて不満を持っているのかを説明するためだ。マニアでもないかぎり、鞄はそうたびたび購入するものではない。一度買えば、最低でも数年のお付き合いになる。できるだけ長く愛用するためにも、以上の心がけが欠かせない。

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