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【手入れ→目的論】鞄のトラブルでわかる使い方の問題点

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  • 投稿者太田垣

これまで使っていた鞄のどの部分にトラブルが起こりやすかったか。 これを思い出してみると、鞄の使い方のどこに問題があるのかが浮かび上がってくる。

まず、握り手やショルダーストラップの留め金(最近は樹脂素材の留め金が増えている)が壊れやすいのは、明らかに鞄が重いという証明であろう。  これ以外では、握り手そのものが破損したり、ショルダーストラップが切れてしまうといったトラブルもある。 これも、鞄の重いことが原因の一つだろう。

扱いが乱暴なのもその一因かも知れないが、最近の鞄はどこをとってもかなり丈夫にできている。 鞄の中身の定期点検を行って、できるだけ軽くする努力が欠かせない。

メインのファスナーやロックが壊れたり、縫製箇所がほつれてくる、あるいは、ボディの部分が裂けてきたり、破れるというのは詰め過ぎという原因のほかに、 たとえば名刺のプラスチックケースをそのまま鞄のポケットに入れるなど、鞄の形状に合わないものを習慣的に詰め込んでいるということも考えられる。 いつも鞄の中が一杯で、スペースに余裕がないところに、ムリやり押し込もうとこうした結果、こうした事態を招く。

前の項でも取り上げたが、上手にムダなスペースをつくってやるのが、鞄を軽くし、しかも鞄をいつまでも長持ちさせる秘訣でもある。 鞄全体が色アセしたり、ハゲでくるというのは、通常の使い方にはそれほど大きな問題点はないということかも知れない。

だが、二ヵ月に一回程度の手入れと、半年ごとを目安にクリーニングしてやると、鞄の寿命はグンと長くなる。 鞄の手入れ法の項を参考にしてほしい。

内装についてもたまには点検してみよう。 内ポケットのゴム等がビローンと伸びきってしまっていたり、内貼りの布が擦り切れ始めていたりしていないだろうか。 ゴムなどが伸びきってしまうのは、収納物とポケットの大きさや量がマッチしていないことによりもの。 内貼りの布が擦り切れ始めているのは、運搬中に中で物がガタガタと動いているということ。

ちなみに、高級メーカーのブリーフケースの中には、握り手は消耗品だと考えてはじめから在庫している場合もある。 また、大型の鞄専門店や雑貨専門店に行けば、交換用の握り手やショルダーストラップや金具類が売られているし、修理を頼めば引き受けてくれる店も少なくない。

メーカーや買った店がわかっていても、何年かすると同じデザインの鞄をもう一度手に入れるのは至難の技だ。 お気に入りの鞄は修理して使う以外にない。

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