「鞄」の漢字が使われている小説 浦の舎みるめ著「鞄」 (明治25年)
2008/2/24 10:55:26 by 太田垣久しぶりに、「鞄」の漢字探しの記事です。
国会図書館の近代デジタルアーカイブの品ぞろえがどんどん良くなってきていて、しっかりと見てゆくべき資料も多くなってきている。今日見ていた資料は、「鞄」というタイトルの小説(というより小冊子)である。
タイトル : 鞄
タイトルよみ : カバン
責任表示 : 浦の舎みるめ著
出版事項 : 西浦村(静岡県):大和瀬千秋,明25.10
形態 : 60p;23cm
NDC分類 : 913.6
著者標目 : 浦の舎,みるめ
著者標目よみ : ウラノヤ,ミルメ
全国書誌番号 : 41008670
請求記号 : YDM93333
西暦年 : 1892
この本は、静岡県伊豆国君澤郡西浦村で大和瀬千秋によって明治25年10月に発行された40ページ弱の本である。ざっと読んだところ、小説の体裁をとった旅行ガイドのようなもののようである。熱海、伊豆の宿場町の宿の名前、温泉の効能等が書かれている。
特に鞄に関して何か書いてあるわけでは無いのだが、少し面白いのが、表紙にガマ口の婦人向けの手提げカバンがイラストで書いてあり、ひらがなで「かばん」と書いてあるところ。(文中にはもちろん漢字で鞄と書いてある。)
この時期には、旅行カバンのようなものだけではなく、信玄袋にガマ口をつけたものも鞄と呼んで通じる状態だったのだろうか。
あと、明治16年の「兵卒教程」という教本の中に被服背嚢支給表というタイトルを見つけたのでまた後日レポート予定です。
鞄関係の話題 | |
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