Porter Internationalの公式サイト
2007/10/13 14:55:20 by 太田垣先日、Porter Internationalのサイトを見つけた。吉田カバンは、当然、この会社の製品を正規品と認めていない。しかし、Porter InternationalのAbout Usを読んでみると、Porter International側から見た国際ブランドとしてのPorterの正当性が書かれている。 趣旨をざっくり書くと、おおよそ以下のとおり。
- ポーターブランドのオリジナルは、日本の株式会社吉田に由来している。株式会社吉田は、1989年、Gallant Co,との間で書面によって日本以外の海外において、Porterブランドの使用について契約を交わした。
- 株式会社吉田の承諾のもとインターナショナルバージョンを作る会社であるPorter International Company Limitedは、2001年に国際ブランドとして創設された。
- 2つの会社は、お互いの発展を尊重し、一方がもう一方に関係(relate)することはなかった。
- Porter Internationalは、デザイン、製造、販売と同様に、国際的な商標登録も成功裏に行ったのち、新製品シリーズのリリースを始めた。
- 現在、Porter Internationalは、クラシックシリーズ、インターナショナルシリーズ、イノベーティブシリーズの3つのラインがあり、それらはアメリカ、ヨーロッパ、台湾、香港、上海で購入できる。
- Porter Internationalは、台湾で成長したブランドであるが、デザイン、製造、販売の世界網を持ち、Porter商標の法的な所有権を保持している。
ちなみに、特許庁のIPDLを検索してみたところ、ポーターインターナショナルという商標は、日本においては2003年にすでに株式会社吉田が出願している。一方、米国の商標データベースを見てみると、Porter Internationalという商標は、Porter International社が出願し、Porterという商標も一部出願している。一部と言うのは、絵柄やデザインによって、吉田が出願していたり、Porter Internationalが出願していたりする上に、米国商標登録審判部に議論が持ち込まれているものも多数あるからである。
LIVE Porter Internationalという文字商標
- LIVE ポーターの人のキャラクターが歩いている構図であるPorterという商標(S/N 76393498)(S/N 76540937)
- LIVE ポーターの人のキャラクターが走っている構図であるPorter Dashという商標(Reg.NO 2131161)
- DEAD ひし形の中にPorterという文字が書いてある商標(S/N 76386427)
- DEAD バッテンマークのLuggage labelの商標(S/N 76386427)
- DEAD 旅行タグの絵の上にLUGGAGE LABELがついている商標(Reg.NO 1597972)
株式会社吉田も、これに対応していくつかのPorterブランドを商標として出願している。
- LIVE Luggage labelのバッテンマーク(中に文字が書いていないバージョン)(Reg.NO 2680565)
- LIVE ひし形の中にPorterという文字が書いてある商標(S/N 7853033)
- LIVE Luggage labelのバッテンマーク(中に文字が書いてあるバージョン)(S/N 78536035)
- DEAD ポーターの人のキャラクターが歩いている構図であるPorterという商標(S/N 78530494)
- その他、YOSHIDAやKURACHIKAを含む商標は吉田カバンが確保
というわけでアメリカと言うフィールドに限定してみてみると、現在進行形で商標権の獲得が続いているが、そのうち微妙に商標権のすみわけが出来てゆくような感じがしている。
米国特許庁の登録商標の検索サイト
http://www.uspto.gov/main/trademarks.htm
商標を検索するには右欄上段にあるSearchから、Free Form Search (Advanced Search) を選択する。
Porter Internationalが抱えている米国商標関係の審判はこちら。株式会社吉田が抱えている米国商標関係の審判はこちら。
Porter International の公式サイト
http://www.ll-porter.com/
また、上記に関連して、PorterとPorter InternationalとHeadPorterの違いは何かについてQ&Aを展開している香港の掲示板もある。
http://www.chinesediscuss.com/archiver/?tid-13397.html
日本のちゃんとした鞄屋さんで買う限りにおいては、Porter Internationalと吉田カバンを混同することは無いのでしょうけど、買った人がどちらの製品を買ったのか、きちんと意識して買えるような環境作りを進めていってほしいと思いますね。
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