フェリージ(Felisi)
2007/7/22 17:40:42 by 太田垣フェリージ(Felisi)は日本で有名なイタリア製のブランド。鞄が中心だが、革小物やアパレル等も手がけている。鞄はヌメ革とナイロン生地を組み合わせた軽い鞄が多く、色調は全体に明るい。価格帯は5万円~8万円程度。定番品がある一方で、シーズン毎に少量制作、販売する限定品や販売店とコラボレーションで制作するものなどもある。
日本の販売代理店FIGOが運営するフェリージの公式ホームページ等によると、1973年にアレッサンドロ・フェリージ(Alessandro Felisi)がイタリアのフェラーラ(Ferrara)に革工房を開設し、姉の影響で革ベルト等を制作したことに始まるとされる。現在では数十名の職人を抱え、鞄の製造に当たっている。
なお、フェリージは日本では有名であるが、米国などではほとんど無名である。これはたとえばeBAYに出品される中古品の数を検索することによっても分かる。したがって、海外ブランドではなく、国内ブランドとして位置付ける人もいる。
◆日本の販売店について
日本の総代理店は、フィーゴ。英語ホームページもFIGOが運営している。
ユナイテッドアローズ、BEAMS等の大手セレクトショップをはじめ、全国に直営店および販売代理店がある。最新情報は、Felisiの日本語公式ページで確認できる。主要店舗は以下の通り。(2007/7現在)
- Felisi THE GINZA 並木通り店 東京都中央区銀座7丁目5-5 資生堂本社ビル1F TEL 03-3569-3100
- La Gazetta 1987 & Felisi 青山店 東京都港区南青山6-11 SKビル3F TEL 03-3498-6912
- La Gazetta 1987 & Felisi 有楽町阪急店
- Felisi Selection 心斎橋店 大阪市中央区南船場4-7-6 心斎橋中央ビル1F
- Felisi Selection 名古屋店 名古屋駅ミッドランドスクエア3F
- Felisi Selection 福岡店 福岡市博多区下川端町3-1 ホテルオークラの隣
- Felisi 表参道店 東京都港区南青山3-13-12 南青山プラース2F
また、いくつかの商品は、日本語公式ページでのオンラインショッピングも可能。
◆イタリアの店舗について
イタリアフェリージ自体の公式ホームページは無い。(2007/7) 日本の販売代理店FIGOが運営するフェリージのホームページが公式ホームページであり、イタリアの店舗情報が掲載されている。
- Felisi MILANO
Via della Spiga, 30 Milano 20121
電話 +39-02-7631-7377
2002年にJapanbag.comに寄せられた掲示板情報によると、開店時間は以下の通り。
月曜日 15:00-19:30
火曜日から土曜日 10:00-13:30、15:00-19:30
日曜日 定休日
カードはVisaとMasterが使用可能 - Felisi FERRARA
Corso Giovecca, 27 Ferrara 44100
電話 +39-0532-202489
上記以外のイタリアの都市にもフェリージの商品が置いてある店舗があるようだが、品数は少ないようである。
◆リンク
FIGO http://www.figo.co.jp/
Felisi http://www.felisi.net/
以上、Bagpediaに寄稿した記事
◆フェリージの鞄の特徴
裏づけ資料が無い上個人的な感覚ですので、Bagpediaには書きませんでしたは、フィーゴは、1999年にフェリージの世界的な販売権を取得しているはずで、イタリアの鞄というよりも日本の企画によるイタリア製鞄という印象が強い。価格帯は5万円から15万円程度が多い。
鞄そのものは、昔ながらの革の鞄と、イタリア的な明るい印象があるナイロン+革の鞄であるが、一部の高級鞄等にある耐久性や経年変化の美しさ等はあまり期待しないほうがいい。
ナイロンは時間と共に鮮やかな色が汚れと繊維の磨耗で失われ、軽さ優先で作られる故、革も怪しい光を放つほどに艶を出してくれない。
したがって、何十年も使おうと思って買うと痛い目にあうかもしれない。3年から5年程度、そのときのファッショントレンドに合わせて買うというスタンスが良いように思う。
また最近では、オロビアンコやダニエル&ボブ、ステファノマーンといったブランドがかなり近いポジションの鞄を供給している。
◆フィーゴについて
1987年設立。佐藤陽一氏のセンスで主にイタリアからファッションアイテムを仕入れて販売していた。フェリージはこの頃からの取り扱い。
1999年頃(?)フェリージの販売権を取得。
2001年12月フェリージの日本市場強化のため伊藤忠商事と提携。
2004年8月、佐藤陽一社長が覚せい剤取締法違反(所持)などの容疑で逮捕、退任。
2005年3月、東京国税局から所得税法違反でフィーゴと佐藤陽一前社長が告発。
2005年7月にユナイテッドアローズが、フィーゴを完全子会社化し、一連の混乱は収束。
こうしてみてみると、イタリアの片田舎のイタリア人さえ目も留めなかった無名のブランドに目をつけ発掘した、フィーゴ創設者の佐藤陽一氏の功績は大きい。(それだけに2004年以降の転落が悔やまれるところである)
2007/8/4 at 17:44
イタリア在住の日本人駐在員です。Felisiはイタリアでは全くと言っていいほど知名度はありません。そもそもイタリア人はナイロン生地のバッグよりも本革のものを好みます。そもそも車の移動が多い国柄、バッグに軽さや機能性はあまり求めません。見栄っ張りな国民性も作用しているかもしれません。Felisiの顧客の殆どが日本人。ミラノのスピーガの店の店員も日本人。日本人のためにあるブランドです。ちなみに、第二FelisiともいえるOroBiancoですが、日本で売られる商品はあくまで日本向けの物であり、イタリアでは買えません。イタリアで買えるOroBiancoはクロコなどのかなり値の張るラインのみです。
2007/8/5 at 23:30
コメントありがとうございます。
イタリアやスペイン等でも地方に行くと、日本で製造するよりも安くつくケースがあるらしいですね。(最近のユーロ高では効果が薄いかも知れませんが)
そんなわけで日本向けイタリア製の中には、日本のヨーロッパに対するイメージとコストダウンの両方を狙った企画製品があるのだと思います。